じぇねくそぼーど

所詮は落書き。

ひとに教えるとき

学生の分際で人にものを教えるのは生意気な気もするが、時折他人に少し教える時がやってくる。例えば、家で妹の数学の宿題を手伝ったり、フォロワーの方々から時たま「これ教えて!」みたいなことがあった。

ある時、高1の物理基礎の初学者のフォロワーに力学を説明していたとき、問題の解法を教えるのは簡単だった。だけど「そもそもどうしてエネルギー保存の式をここで使うの?」って聞かれて、どう説明するか迷った記憶がある。

「保存力しかないから」って言っても「保存力」って何だよって話になるし、そしたらどう噛み砕いて説明するのがいいか?と考える必要が出てきた。同時に、自分は本当にこの解法の根本にある原理を理解できているのかな?と思ったりもした。

 

そこで何となく教えることの難しさを実感した。

いかに塾の先生とかが物事を完璧に理解してて、かつわかりやすく相手にそれらを伝えることができているかがわかった気がする。

 

まぁ、人に教えてみるっていうのは自分の理解度をチェックするのにもいい体験だと思う。ただ、教えたがりにならないよう気をつけてるけども。今は薬学部国試の勉強に苦しむどっかのアホのために自分のわかる範囲で化学のいろんなことをノートにまとめている。書いているうちに、自分の理解も深まるし、なんだか本当に原理的なところまで掘り下げていってるこの作業が「学問」の味わいを際立たせているみたいな感じがする。どうでもいいんだけど。